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「画家が歩いたベルギーの古都」展
奥谷博 
愛の湖 97.0×130.3cm Minne water
古都Brugge(制作途中撮影) 97.0×130.3cm Ancient city Brugge
レイエ河畔(製作途中撮影) Riverside of Leie
マロニエのドローイング
Drawing of the horse chestnut
愛の湖のドローイング
Drawing of the Minne water

ベルギーを旅したのは1967年第1回文化庁芸術家在外研修員としてパリーに滞在している時で、ブリュッセル、ブルージュ、ゲントなど、感動し歩き廻った記憶があります。ゲントにあるヴァン・エイク兄弟の祭壇画「神秘の仔羊」はもちろんですが、それらの作品より私が興味を持ったのはブルージュの美術館にある「ヴァン・デル・パエルの聖母」とイエロニム、ボツス、オランダのデルフトにあるフエルメールの「青いターバンの女」と「デルフトの眺望」です。二度パリーに滞在していた5年間に6度は訪れています。37年ぶりにベルギーを旅しましたが、ブルージュの町は息子とぶらぶら歩いて町を半周し、風景を見るため鐘楼の小さな366段の螺旋階段を一日に3回登り降りしていますが、これも制作意欲がさせたのでしょう。美術館などは新しくなっていましたが、ほとんど変わってなく、古都は美しく輝いていました。
奥谷 博 略歴
1934 高知県に生まれる。
1959 東京藝術大学油画科卒業。
1963 東京藝術大学油画科専攻科修了。
1966 独立美術協会会員に推挙される。第1回昭和会賞受賞。
1967 第1回文化庁芸術家在外研修員として渡仏。
1982 個展「奥谷博展」(神奈川県立近代美術館)。
1983 第33回芸術選奨文部大臣賞受賞。
1984 第3回宮本三郎記念賞受賞。受賞記念展開催。
1988 個展「奥谷博展」(新宿 伊勢丹美術館ほか)。
1991 ジャパン・フェスティバル(ロンドン)に出品。
1993 個展「奥谷博展」(三重県立美術館・平塚市美術館他)。
1995 第18回安田火災東郷青児美術館大賞受賞、受賞記念展開催。
1996 第52回日本芸術院賞受賞、日本芸術院会員に任命される。
20001 東京藝術大学美術学部客員教授となる('04年まで)。
現在 独立美術協会会員、日本芸術院会員。
 

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